3歳の有力馬

2012-02-05

 牡馬クラシック三冠路線で最長のレースが菊花賞であります。京都競馬場の芝、外回り3000mで施行されるG1競争で、幾多の名勝負が繰り広げられてきました。
菊花賞を表すフレーズに「最も強い馬が勝つ」というのがあります。確かに3000mという長丁場を制するには、世代で最も強い馬でなくてはならなかったのでしょう。
「ならなかった」と書いたのは、最近ではこのフレーズが当てはまりにくくなってきてきているからです。
 最近の菊花賞が、よくあれることに気がつきませんか。これは最近のスピード競馬の流れと大きく関係しているのです。かつて日本の競馬では長距離を勝てる馬が強い馬
とされていました。だからレースの体系も長距離レースが中心でした。しかし時代を経るにつれてスピード競馬が世界の潮流となります。もちろん日本もそうです。天皇賞
(秋)を代表に長距離であった大きなレースは続々と距離が短縮され、中距離・短距離のレースが整備されました。これらの改変により、生産も大きく変化し、人気の
種牡馬は軒並みスピード系統の馬となりました。そしてその結果として本当に長距離で強い馬が減ってしまったのです。だから菊花賞で人気しても、適正がないから
負けてしまうことも多いというわけです。こと最近では、3歳の有力馬で菊花賞に進まずに天皇賞(秋)に出る馬も増えてきています。この時こそ要注意で、そういう場合
に人気した馬こそコロッと負けてしまい、大波乱を呼んでしまうのです。

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