馬主たちの置かれる状況

2012-02-05

 競馬界で最も力のある存在なのが馬主です。競走馬のオーナーですから、彼らなしに競馬界は成り立たないのですから当然でしょう。馬主といわれる人たちは、多き分けて
3種類に分けられるでしょうか。1つはオーナーブリーダー。自分で生産拠点を持ち、競走馬を生産しそれを所有してレースに出走させ、賞金で組織を運営している人
たちを指します。有名なのではシンボリ牧場があげられるでしょうか。他にもメジロ牧場もそうでしたが、昨年解散となってしまいました。2つ目がマーケットブリーダー
であります。トレーニングセールや庭先取引など、自分では競走馬を生産せずに、他者から購入することで馬主業をしている人ですね。多くの馬主はこれに含まれると
思います。多くは企業経営者ですね。最後は、ちょっと毛色が違うのですが、クラブ法人というものです。有名なのでは「マイネル」の冠名で知られるサラブレッドクラブ・
ラフィアン、「シチー」の冠名で知られる友駿ホースクラブがあります。これは競走馬を購入し、それを小口に分割して会員に販売、経費なども会員に負担してもらう
いわゆる一口馬主を募集している法人です。
 これら馬主の中でいまいちばん、苦しんでいるのはマーケットブリーダーたちではないかと思います。なにせ日本は不況のど真ん中、企業経営の余力を使って競走馬を
所有している彼らは、当然企業の収益が悪化すると馬主業の縮小せざるを得ないのです。最近では、あのフサイチの関口オーナーが事実上の破産状態といわれ、所有する
競走馬の多くを売却してしまったと伝えられました。いままでは、勝ちを目指してレースを使ってきた馬たちも、このように馬主の懐具合が苦しくなると目先の賞金が
ほしくなり、確実に入着を目指す勝利を放棄したレースをするようになるはずです。馬主たちの置かれる状況は馬券の予想にも影響を及ぼしてくるのです。

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