Archive for the ‘G1レース’ Category
外枠の馬がかなり不利
中央競馬における2歳牡馬のチャンピオンレースというと、朝日杯であります。10年前までは朝日杯3歳ステークスといっていましたが、2001年の馬齢表記の
変更により今では朝日杯フューチュリティステークスとなっています。正直、朝日杯2歳ステークスでよかったのはないかと思いますが。レースは中山競馬場の芝1600m
で施行されるG1競走です。ただ最近は翌年のクラシックを目指している有力馬がこのレースを使わずに、より本番に近い年末のラジオNIKKEI杯2歳ステークスに
出走することが多いですから、本当に2歳馬でいちばん強い馬を決めるレースなのかというと、存在意義は薄くなってきつつあるのは確かでしょう。それともいうのも、
中山競馬場のコースに問題があるのです。中山競馬場はG1レースが行われるメインの4競馬場の中ではいちばん小回りでコーナーがきつく直線も短いという個性のきつい
競馬場で、しかもこの1600mコースは、スター地点から最初のコーナーまでの距離が短く、外枠の馬がかなり不利となってしまうのです。つまり朝日杯に勝つには
かなり運の要素も必要となってくるわけです。しかも2歳G1に出走するとなると、デビューも早くしてローテーションを組まないといけないわけで、有力馬としては
無理をして早くデビューさせても、運次第で負けるかもしれないというのはリスクが大きすぎると考えてしまうようです。まあそれならば無理をせずに余裕を持った
ローテーションで来年に備えた方が、より現実的といえるかもしれません。この有力馬回避の問題は朝日杯だけでなく有馬記念でも言われるこなので、解決するには
中山競馬場のコースを改修しなくてはいけませんが、しかしそれでは個性のあるコースがなくなってしまいますので、なかなか難しい問題であります。
現在では普通の国際競走
日本で行われる競馬のスタイルは、大きく分けて2つ、すなわち平地競争と障害競走です。平地競争とは、競馬といってイメージするであろうレースがそれで、日本ダービー
や有馬記念が代表的なそれです。対して障害競走とは、コースに生垣などで作られた障害が設置されており、それを飛越しつつレースをするスタイルの競馬で、中山大障害
や中山グランドジャンプが代表的なレースです。
かつては障害レースも非常に人気がありました。暮れに行われる中山大障害も有馬記念同様に盛り上がるレースでした。しかし時を経るごとに人気がなくなり、グレード
制に導入でも、国内の大きなレースにはグレードが付与されましたが、障害レースは別物として扱われ、中山大障害とグランドジャンプにグレードがつくことはありません
でした。障害競走へのグレード制導入は1999年と遅く、その年にようやく障害競走にもG1競争が設置されたことになります。さらに2000年からは中山グランド
ジャンプがジャパンカップと同じ扱いの国際招待競走となり、海外の有力馬をJRAの費用で来日されられるようになり、その効果もあってかオーストラリアからカラジが
参戦し、なんと3連覇を達成する偉業を成し遂げました。ただこの国際招待競走あつかいも2011年からなくなってしまい、現在では普通の国際競走であります。
3歳牝馬を対象としたクラシックレースシリーズ
3歳牝馬を対象としたクラシックレースシリーズ、その初戦を飾るのが春に開催される桜花賞です。春爛漫となる季節に相応しい名を冠したレースですが、毎年波乱含みの激しいレースが展開されています。このクラシックの桜花賞に進出するには、トライアルを勝利するか上位圏内入りから桜花賞への切符を手にするしかありません。しかし、そのトライアルに臨むための道も細く、険しいものになってきます。開催競馬場が改修工事によりリニューアルされる以前は、桜花賞名物とも言えるハイペースのレース展開が巻き起こっていました。これが魔の桜花賞ペースとまで呼ばれ、波乱が満ち溢れたレースになることが殆どだったと言います。外回りコースが新たに設けられてから、大波乱となるようなレースは無くなりましたが、全くと言っていいほど波乱が消えたわけではありません。過去には、ダイワスカーレットやブエナビスタなどの名牝馬を世に送り出しています。桜花賞への前哨戦として有力視されるのはチューリップ賞であり、その次にフラワーカップ、そしてフィリーズレビューと言うレースが続きます。
短距離界のトップを決する一戦
ローカルコースの中京競馬場で開催される唯一の短距離G1レース、それが高松宮記念というG1です。芝の1200mという短距離を走る事になり、短距離界のトップを決する一戦となるでしょう。エントリー対象は4歳以上の古馬と定めており、もちろん短距離適性を備えたスピードスターたちばかりですから、より速い馬ほど有力視されます。阪神競馬場で開催される阪急杯や京都競馬場で開催されるシルクロードステークスが前哨戦として用いられ、これらのレースが本戦でも好走を見せています。高松宮記念と同じく、短距離G1レースであるスプリンターズステークスも秋には開催されます。春開催の高松宮記念を勝利した馬は、秋開催となるスプリンターズステークスを何としても勝利して、短距離界の王座を守りきる事に専念するでしょう。近年では、春と秋の短距離王者決定戦を勝利したローレルゲレイロが王者として君臨しましたが、同馬以外に春秋を制した馬はまだ現れていません。今までの高松宮記念では、差しや追い込みでの決着が良く見られましたが、2011年には中京競馬場の階級工事が着工しているので、今まで通りの傾向が見られるかどうかは分かりません。
日本ダービー攻略
我われは、1年の始まりを1月感じたり、あるいは年度のはじまりである4月に感じたりしますが、競馬関係者のなかには6月にまた新しい年が始まったと感じる人も多いと
聞きます。それはこの時期に東京優駿(日本ダービー)が開催されるからです。競馬関係者にとっては、1年の区切りとなるような、最大の目標であるレースそれがダービー
なのです。その日本ダービーは東京競馬場の芝2400mで実施されます。馬券の売上も国内最大のレースで、まさに競馬の祭典といわれるだけある3歳牡馬クラシック
路線最高峰の一戦なのです。
一般に皐月賞は「速い馬」が、菊花賞は「強い馬」が、そしてダービーでは「運のいい馬」が勝つといわれています。同世代数千頭の頂点に立つには運のよさも必要で
あることに違いないのですが、これはダービーが20頭以上の多頭数で競馬していたときの名残ではないかと思います。現在のデータを見てみると、上位人気が圧倒的に
強いわけでして、実力のある馬が勝つレースとなっています。
さてその日本ダービーの特色ですが、まず前述の通り波乱の少ない手堅いレースであること、そしてトライアルから勝ちあがってきた馬が勝ったことがないということ
この2点が挙げられるでしょう。本レースで勝ち負けできそうな馬は、春の段階ではすでに皐月賞にでているからなのでしょうね。
有馬記念予想
ファン投票によって出走馬が選出されるG1競走・有馬記念。グランプリという名前でも知られています(かつては正式な名称もグランプリでした)。12月の最終週に
開催されるレースで、さまざまな路線で活躍した馬(主に中・長距離路線)が一堂に会する1年を締めくくるにふさわしい一戦なのです。その本レースは中山競馬場の芝
2500mで実施されます。この中山競馬場のコースいうのが曲者で、波乱の原因ともなっています。中山競馬場は、いくつもの大レースが開催される競馬場なのですが
コース自体は小回りで、カーブもきつく、直線も短い、実力よりも展開が大きくレースの結果を左右するトラックをしているのです。なので、圧倒的人気を受けた馬が
負けることも多く、近年では有力馬のなかには、実力を出しにくいことを嫌って中山のレースを回避する馬も増えつつあります。このためか最近の有馬記念ではフルゲート
にならないことも多く、少し寂しい気もします。
さて本レースの特徴ですが、小回りな競馬場ということもあって、外枠不利の傾向が明らかです。能力よりもコースを器用に回れる馬のほうがいい成績を残せるかも
しれませんね。
オークス予想
3歳牝馬クラシック路線で最も大きなレースというと優駿牝馬(オークス)でしょう。G1競走でもあり、八大競走のひとつでもあります。そのオークスは、東京競馬場
の芝2400mで実施されます。牝馬限定のG1では最長のレースです。これがこのレースの大きな特徴であると同時に、若い乙女たちの運命を大きく左右する原因とも
なっています。つまり荒れる可能性の高いレースなのです。
オークスへのローテンションは、王道としては桜花賞からの直行がありますが、牡馬とは違ってトライアル組みも活躍しています。桜花賞が芝1600mとマイル戦で
あるのに対し、クラシックディスタンスのレースであるオークスは求められる能力が違うからでしょう。そのため桜花賞で強い競馬をした馬でも、大敗することが大いに
ありえ、波乱の要因となっているのです。
ただ最近では牡馬混合のレースでも活躍する超一流の牝馬も多くいますし・短期間で2頭も三冠牝馬がでていますから、上位馬の実力を慎重に見極めて、荒れるかどうか
を判断しなければならなくなりつつあります。
宝塚記念予想
夏のグランプリ・宝塚記念(G1)。阪神競馬場の芝2200mで実施されます。グランプリレースというと暮れの有馬記念が有名ですが、この宝塚記念もファン投票に
より出走馬が選ばれるグランプリレースなのです。最も出走馬のレベルも有馬記念に劣るところがありますし、レースの格も八大競走に含まれる有馬記念に対し、宝塚記念
は同じ古馬の混合G1でありながら含まれていません。ただ近年になってレースの重要度は増しつつあります。欧米の大きなレース(凱旋門賞など)に出走する馬の壮行
レースとなることも多いからです。
さて宝塚記念の特徴というと、なんといってもG1競走らしく上位人気馬が安定して活躍するということです。ことに1番人気馬は連対率7割とハイスコアをマークして
います。前走との絡みでは、同じくG1である天皇賞組みの好走が目立っています。春シーズン最後の大レースですから、ここで稼いで夏競馬の軍資金を増やしたい
ところでありますね。
日本ダービー予想
3歳牡馬クラシック路線の最高峰といわれるレースが、東京優駿(日本ダービー)であります。東京競馬場の芝2400mで開催されるG1競走で、競馬関係者のすべて
が目標とするレース、まさに競馬の祭典なのです。一般に日本ダービーは「最も幸運な馬が勝つ」といわれたりします。たしかに生涯1度しか出走できず、数千頭の頂点に
立つというのは、幸運な部分も必要でしょう。しかしこのフレーズができた原因は、かつて20頭以上の多頭数でこのレースが開催されていたことが大きいでしょう。
ダービーポジションといって1コーナーで10番手以内にいないと勝利することは難しいといわれるほど、馬群をさばくのが大変な時代が長く続きました。しかし現在は
フルゲート18頭の時代。ごちゃつきもいくらか緩和され、ダービーも運のいい馬が勝つというよりも、実力どおりの勝負なってきています。
さてその日本ダービーの特徴ですが、さすがクラシック最大のレースというだけあって上位人気馬が非常に強いレースです。あまり穴は期待できません。普段は馬券を
買わない人もダービーだけは購入するくらいですから、儲けよりも応援馬券で楽しんだ方がいいかもしれません。
天皇賞(春)予想
近年スピード競馬の流れで、国内の競馬競走体系も短距離が増え、その分長距離レースが減りつつあります。そのある意味貴重となっている長距離レースの頂点であるの
が天皇賞(春)です。京都競馬場の芝3200mで施行されます。伝統と格式のあるレースでありますので、いくつもの名場面、名勝負が生まれました。かつては、長距離
路線に君臨したメジロマックイーン、その3連覇を阻止したライスシャワー、最近では1.1倍の圧倒的支持に応えて優勝したディープインパクトが記憶に残っています。
さて上記のようにかつては強い馬が、その期待に答え優勝することが多かった春の天皇賞。しかし最近では長距離に適正のある強い馬が減ったため、荒れるケースも
多くなっています。ディープインパクトの1番人気での優勝は、最近では例外的な出来事なのです。過去10年間で1番人気の優勝はわずかに1回。反対に2ケタ人気の優勝は
3度もあるのです。ですので、実力的に抜けている馬がいる場合なら別ですが、そうでない場合には、長距離適正を優先して大胆に穴馬を狙ってみても面白いレースとなって
いるようです。
